2017年…本年で少林寺拳法は創始70周年。

記念すべき年のスタートを飾る本山行事が「新春法会」です。

今年も拳士数名を伴って金剛禅総本山少林寺に帰山してきました。

 

 

東京西品川の拳士は本山の稽古始めでトップバッターを務め、普段では味わうことの出来ない緊張感を体験してきました。…また本山の回廊には道院長家族の写真も大きく飾られていました。

 

 

新年早々、様々な思いと引き締まった気持ちを胸に帰京。

今年も東京西品川の拳士一同、元気に頑張っていきましょう!

本日は稽古納め!

さすがに年の瀬で参座者は少なかったものの、所属長の独断で年間MVPを表彰!
…金・銀・銅の特製メダルは参座拳士の中から選ばれた3名がゲットしました。
 


 
●金メダルは週4回の修練をほとんど休まずに通い切った小学1年生。
※区大会の少年の部でも最優秀を獲得しました

●銀メダルは5歳にして教典を大声で暗唱できるようになった男児。
※修練中のお漏らしもなくなりました!笑

●銅メダルは落ち着きがなくて泣き虫だった小学2年生。
涙をこらえたり、ジッとしてられるようになりました!

もちろん、それ以外の全ての拳士にも「良く頑張りました賞」として菓子詰め合わせを進呈。
新しい年も変わらず元気で修練していきましょう!

品川区助成事業の第三弾は「こども武道・護身術教室」です!

 

 

引率のお父さん、お母さん達にも協力して頂き、不審者に出会った時の実践的な対処法について修練しました。

まずは「大きな声を出して逃げること」が大切ですが、いざとなると、動きながら大きな声を出すのはなかなか困難なもの…。

さらに「手や身体をつかまれた際の対処法」を練習して、必要以上に争わず逃げる技術も確認しました。

※不審者役を買って出てくださった保護者各位に感謝です。笑

 

 

…実は、現代社会を生きる子ども達にとって、最も必要な護身術は「どんなに苦しいときでも自殺しない」強いココロを育むことなのかも知れません。

初めて出会った子ども達が協力して修練することで、潜在的に持っているコミュニケーション能力が引き出されて、一人で追い込まれてしまことのない「自己確立」へと導くことが、この護身術教室の主眼なのです。

 

東京西品川道院には、近隣ほとんどの区立小学校に通う生徒が在籍しているので、就学後のイジメに不安がある時は遠慮なく相談してくださいね。

きっと、強さと優しさを兼ね備えた東京西品川の先輩拳士が助けてくれることでしょう!

品川区の助成事業第二段は「こども武道・呼吸法講座」です。

 

 

近年はあらゆる武道がスポーツ化してしまい、いわゆる「動」の印象が強くなりがちですが、武道の本質には「静」の修行による精神修養もあります。

小中学生を中心に集まった子ども達は、少林寺拳法の作法に則って座禅を組み、呼吸法の修練を行いました。

※ちょっと照明も落としてみました。

 

 

正しい呼吸法は集中力を育むだけでなく、健康増進にもつながります。

 

最後の記念写真では身に付けた呼吸法の極意を生かして、思いっきり腹式呼吸で「気合」を出してみました。

…かなり騒々しい感じでした。笑

 

例年、品川区の少年少女スポーツ普及支援事業として東京西品川道院が実施している本年度の武道イベント第一弾は、題して「こども武道・体幹トレーニング」です。

 

 

日頃から身体を鍛えている少年少女拳士たちがリードして、区内から参加した小中学生や幼稚園児と一緒に体幹トレーニングを楽しみました。

身体の「中心」を意識することは武道の基本ですが、全てのスポーツや日常生活にもつながる大切なポイントで、ケガの防止にもつながります。

 

 

最後の記念写真の頃になると、日頃は武道と触れ合う機会の少ない子ども達もすっかり少林寺拳法の魅力に取り付かれたようでした。

それぞれの得意分野で、体幹トレーニングの成果を生かせるといいですね!

本年8月に実施して大好評を頂いた、品川区少年サッカー連盟主催の「なでしこひろば」における女子児童対象の護身術教室。…再びご依頼を頂いてグラウンドに出掛けてきました!

 

 

多くのスポーツでは、競技者同士が相手の選手と接触することをルールで禁止していますが、上級レベルの選手になるほど反則ギリギリの接触プレーで自分を優位にしようとするものです。

この教室では、反則をする相手選手も「悪い人」と位置づけて、手を引かれたり、押されたりしても回避できる体幹の使い方や防御法を分かりやすく説明…リピーターも多くて驚きました!

 

 

そして、この日は夜も…品川区のきゅりあんホールで開催された東京オリンピック・パラリンピックの文化プログラム・シンポジウムにパネリストとして海沼道院長が参加。

 

 

中島品川区教育長と同席して、オリパラ開催に向けた護身術の重要性や、文化プログラムの実際についてレクチャーさせて頂きました。

 

 

当日は文化プログラムの一例として、六本木香和の殺陣と舞踊を織り交ぜたダンスパフォーマンスも紹介され、来場者の注目を集めていました。

 

 

…シンポジウムの中で、会場の皆さんのためにとアドリブで座長さんが暴漢役を買って出て下さいました。

※さすがのプロ魂…本当に突然襲ってきたので驚きました。笑

 

殺陣の経験がない道院長は力の加減ができず、このあと座長さんは悲鳴を上げることに…本当にごめんなさい!

 

2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、品川区ではスポーツ協会加盟団体からオリパラ委員を選定。…品川区少林寺拳法連盟からは東京西品川道院の海沼道院長が委員任命されました。

 

 

濱野品川区長からはオリパラ開催に向け、少林寺拳法による護身術への関心もさることながら、道院長が本業とする音楽家としての活動にも期待を寄せられています。

海沼道院長は1998年の長野オリンピックに際しても文化プログラムを担当した実績があり、今大会では各地会場から既に文化プログラムのプロデュースを委任されています。

 

少林寺拳法と音楽で、来る2020年の東京五輪を盛り上げていきたいと思います!

品川区スポーツ協会が主催する体育の日イベントに参加。

品川区総合体育館の特設ステージにて少林寺拳法の修練内容を順次紹介してきました。

 

 

少年部拳士による鎮魂行の座禅に始まり、基本演練、組演武、運用法(袖章捕りゲーム)などを披露したところ、会場内には人だかりが出来て大きな拍手を送って下さいました!

 

 

しかしながら、東京西品川道院の子ども達が本領を発揮するのはステージの終了後。笑

品川ケーブルテレビのゆるキャラ「しながワン」君を見つけるとヒートアップして、打上後は公園内を所狭しと鬼ごっこで走り回っていました。

 

 

やっぱり子ども達は伸び伸び育つのが一番ですね!

 

禅宗の始祖として知られる達磨大師の命日「達磨忌」を、少林寺拳法では「達磨祭」と呼んでいます。

 

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厳かな儀式でその御遺徳を偲びつつ、修練を行いました。

修練後には法話形式で達磨大師の物語をお話しながら、単に強くなることだけを目指す「武道」でもなく、単に上位を目指して頑張る「スポーツ」でもない、少林寺拳法ならではの意義を改めて説明しました。

 

 

子ども達にはちょっと難しいかな…と思いましたが、ビックリするほど集中して話を聞いてくれました。

本年度は、精神面でも大きな成長が見られた「達磨祭」になりました。

 

品川区秋季少林寺拳法大会が戸越体育館メインアリーナにて実施されました。

今回は他の道院、支部に無理をお願いして、あえて東京西品川道院からは審判員を一人も出すことなく、完全なアウェー状況下で大会に臨ませました。…これも所属拳士たちの将来を思えばこそです。

 

そうした中で、東京西品川道院の戦績は…

 

少年部単演 第1、3位

少年部組演 第1~3位

級拳士単演 第3位

級拳士組演 第2位

有段者単演 第3位

有段者組演 第2、3位

 

でした。

幼児や低学年の拳士にとっては、これまで人生で経験したことのない緊張感だったことでしょう。

本当にみんな良く頑張りました!

 

もちろん、いつものことながら入賞した拳士がガッツポーズをしたり、メダルや賞状を見せびらかしたりしないのが東京西品川の伝統。

勝者の影には数多くの敗者がいることを考慮し、勝って驕らず、負けて腐らない精神を養うことが大切です!

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